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「大阪高裁」 のテレビ露出情報

無罪判決をたくさん書いた裁判官には、なにか理由があるのか?30件以上無罪判決を書き一度も破棄されなかった伝説の元裁判官の木谷明さんは四年間つとめた浦和地裁時代に10件近い無罪判決を出している。いちばん大事なことは無罪の人を処罰しないことだという。ごく普通にやっていた中でそういう判決になったと答えたが、左陪席は任官早々まだそんなに色がついていないが右陪席は色もついている人もいるがそんなに頑強な人ではなく、自分たちの考え方を理解し、同調してくれるようになってきていたという。福崎氏については大阪高裁で裁判長としてそれだけやったのはすごいと語った。大阪高裁時代に福崎氏は重大な事件の審理も担当している。平野母子殺害事件では、2002年大阪・平野区のマンションで母子が殺害され、マンション一階の踊り場にあるタバコの吸殻が最も重視された間接証拠だった。1本の吸い殻の唾液から現場に行っていないと話していた義理の父親の唾液が検出されDNAが一致。男性は殺人罪などで起訴された。男性には一審で無期懲役に。二審では死刑判決が言い渡されたが最高裁判所は一審と二審を破棄差戻しにしたが吸い殻の汚れ具合から、タバコは女性の持ち帰った携帯灰皿から捨てられた可能性があり、残りの吸い殻からも調べ直す必要があると事件を一審に差し戻した。しかし大阪府警が起訴直後に残りの吸い殻71本を紛失していたことが判明。2回目の一審で男性は無罪に。検察は控訴し、現場のソファのDNA鑑定など新たな捜査をしたいと申し出て裁判所もそれを認めた。しかし鑑定結果が中々でてこず。福崎裁判長に交代した途端、止まっていた審理が動き出した。鑑定人を検察官と弁護人がいる席に呼び、何故遅れているのか直接明らかにした。結局更に時間をかけても男性のDNA型は検出されず審理を進めても判決の日を迎えた。後藤真人弁護士はその福崎裁判長の判断に優れた人だと感心したという。
これまで30件以上の無罪を勝ち取ってきた後藤弁護士。裁判官によって有罪と無罪、結論が変わるのかを尋ねた。木谷明元裁判官については30件以上無罪があって確定してそれが廃棄されないと考えれば常識を働かせればいいという。他の裁判官にあたったのはたまたま無罪がなかったという事があり得るかといえばありえない。他の裁判官も30件は無罪があったはずでそれを有罪にしてしまっているという理屈になってしまうと語る。木谷元裁判官に福崎裁判長の逆手判決を読んでもらった。木谷氏は記録を細かく読み込んで真剣真相に近づこうとする努力に感服したというがここまでの情熱を注いで行う裁判長はなかなかいないとう。福崎氏が残した逆転判決は無罪だけではない。とある道路の駐輪場が街路がどうか争われた事件がある。軽犯罪法では街路又は公衆の集合する場所で立ち小便は罪に問われる。検察はこの場所を公衆の集合する場所だったとして起訴したが一審は多くの人が集まる場所ではないと無罪にした。二審を担当したのが福崎裁判長。その事件に裁判に立ち会った中村友彦弁護士は、検察官が街路と主張していなかったのに、裁判官が街路を入れないのか?と言って、検察官は入れないと言っていたがそれに対し本当にいいのか?と言ってきたという。福崎裁判長が検察官に街路も主張するように促し、検察は主張を追加。結局福崎裁判長は駐輪場も街路に含まれるとし、逆転有罪を言い渡したが中村氏は私有地で自由な立ち入りを想定しない場所を公共の場所として判断するのは解釈を越えていると感じたという。木谷氏も福崎裁判長が駐輪場を街路だと破棄有罪にしたのは彼らしくないという。
福崎氏が番組の取材に答えた。その理由に興味をもって接触をしてもらえたのに断るのもいかがなものかと感じたという。週刊誌で無罪を連発する裁判長として取り上げられた記事については意識的にやっていたわけではないのでこういう見方なのかと思ったという。逆転無罪を多く出しているという自認はあったが、何故こうしなければいけない事件が多く自分のところに来るのかと思っていた答えた。個別の事件には触れられないというが立ち小便事件については駐輪場を街路にし被告を有罪にしたが、こっちが大丈夫でこっちが大丈夫はないと区別できる場所ではないと語った。また過去に有罪判決を出したもので本当は無罪だったのではと思うことは?にそう思ったことはないという。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年9月17日放送 15:49 - 19:00 TBS
NスタNスタ NEWS DIG
躍動感あふれる龍の立体看板は、大阪・道頓堀の人気ラーメン店に設置され、地元の人に長年愛されてきたが、隣の土地の所有者が「尻尾などが土地の境界を越えている」と提訴。大阪高裁が撤去を命じた。しかし今日、驚きの展開が。大きなカニの看板のハサミに、あの龍の尻尾が挟まれている。一体なぜなのか。龍の看板から15mほど離れたカニ料理店が、道頓堀を活性化させるため取り付けた[…続きを読む]

2024年9月9日放送 1:28 - 2:28 TBS
ドキュメンタリー「解放区」労組と弾圧 ~関西生コン事件を考える~
一連事件で逮捕された関生組合員である吉田は19歳の頃に生コン運転手となり、先輩に誘われる形で関生に加入し、毎年のように労働環境が改善していった。吉田は奈良ブロックの幹部として勧誘活動に尽力していた。吉田は日雇い運転手の正社員化を要求すると会社役員の女性は会社を廃業するため就労証明書も出せないと主張したなどと伝えた。2019年に吉田らは女性役員に義務なき就労証[…続きを読む]

2024年8月23日放送 13:55 - 15:49 TBS
ゴゴスマ〜GOGO!Smile!〜(ニュース)
大阪・道頓堀にある「金龍ラーメン」道頓堀店の龍のしっぽがついに切断された。長年親しまれている「龍の立体看板」は、龍のしっぽが少し出ている。店先の路地からが隣の土地にあたるということで、土地を所有する不動産会社が「立体看板のしっぽの部分や庇が境界線を越えている」として撤去を求めて提訴した。金龍ラーメン側は「撤去費用は高額になりブランドイメージも低下する」として[…続きを読む]

2024年7月18日放送 6:00 - 6:30 NHK総合
NHKニュース おはよう日本(ニュース)
5年前の7月18日、京都市伏見区にあった京都アニメーションの第一スタジオが放火され、社員36人が亡くなり、32人が重軽傷を負った。殺人や放火などの罪に問われた被告はことし1月に京都地方裁判所で死刑判決を言い渡されて控訴していて、今後、大阪高等裁判所で2審が開かれることになっている。お茶と宇治のまち歴史公園(京都・宇治)では今月、事件を伝える碑が完成した。事件[…続きを読む]

2024年7月9日放送 13:00 - 13:05 NHK総合
ニュース(ニュース)
政府はきょうの閣議で新しい最高裁判所の長官に最高裁判所判事の今崎幸彦氏を充てることを決めた。これは最高裁判所の戸倉三郎長官が来月、定年で退官するのに伴うもの。新しい最高裁判所の長官に決まった今崎幸彦は66歳。最高裁判所の事務総長や東京高等裁判所の長官を経て、おととし6月から最高裁判所の判事を務めている。最高裁判所の長官は13代連続で裁判官出身者が務めることに[…続きを読む]

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