ネットの利用をやめられないいわゆるネット依存の疑いがある中高生が実に4人に1人に上ることが最新の調査で明らかになった。集中力の低下や睡眠不足などにもつながるともいわれる中、こうした子どもたちを取り巻く状況にどう向き合えばよいのか、考える。大阪府に住む高校2年生の坂本妃愛さん。帰宅後、すぐにスマホを手にする。夕食のときもスマホを見ながらながら食べ。平日でも7時間ほど使ったことも。夜更かしで勉強にも集中できなくなり、学校の成績も低下した。母親の直子さんはそんな娘の姿に耐えかねて一度スマホを取り上げたことがあった。さらに使用時間を制限するフィルタリング機能を入れても。直子さんの「早くやめなさい」といったことばに反発。ささいなことでけんかも増えた。自分でもこのままではまずいと感じていた妃愛さん。スマホ依存を改善するためのキャンプがあることを知り、母親と一緒に参加することにした。