平将門は強風のなか、戦いを繰り広げ、風下に陣を敷いた。これが悪手となり、敵の放った矢で絶命した。今回、倒木も可能な強風を発生させることができるマシーンを用意し、風速10mの逆風のなか、木製の弓で矢を放って貰った。協力してくれた鈴木隆之先生は弓を構えることすら苦心し、放った矢も的には届かなかった。さらに平将門は合戦の前、配下の兵士を国元へ帰してしまい、敵軍との兵力差は歴然としていた。合戦が行われたのは3月上旬で、農作業の始まりにあたる。将門記を紐解くと、平将門は農繁期の春から夏にかけては戦をしていなかった。
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