“日本一安いスーパー”と豪語する岡山県にある「ラ・ムー」は西日本を中心に160店以上を展開している。安さのこだわりは従業員たちが毎朝行う唱和にも表れていた。今年の経営方針には日本一の文字が躍っていた。人気の「からあげ弁当」は税抜きで198円、「ナポリタン」は99円とお値打価格の弁当や惣菜が並んでいた。店舗内で調理し、揚げ物などの点数を絞ることで安さを実現している。巨大な「食パン」が198円、「ミニバケット」は1個28円。山積みのパンもわずか2時間ほどで売り切れていた。店長おすすめは100g78円の「若鶏もも肉」。メガサイズは家族連れの買い物客が節約術として喜ばれている。10本入りの乳酸菌飲料は98円。自社工場で容器から製造することでコストをカットし1本約10円という安さで販売している。店内では大量買いする客が相次いでいる。陳列方法にも安さの秘密が隠されていた。商品は段ボールのまま陳列し、保管倉庫や品出しが不要。店の外では名物の「たこやき」が6個入り100円で販売。ラ・ムーは今月19日に甲府市に新店舗をオープン。さらに全国展開を目指している。スーパーをめぐっては九州発の小型スーパー「トライアルGO」や東海発の「バロー」が激戦区の関東に進出している。流通ジャーナリスト・西川立一氏は「ラ・ムーは激安価格で他のスーパーより低価格で商品を提供している。きちんと店舗を確保できるかが課題」と話した。
