コメの価格高騰が続く中、政府備蓄米の入札が始まった。備蓄米の入札に参加する資格があるJA福井県(福井市)。コメの流通を円滑にするために放出される政府備蓄米。全国に約300か所ある倉庫に保管されている。農林水産省によると91万t。このうち21万tが市場に放出される予定。1回目の15万t分について、きょう午前10時に入札の申し込みが締め切られた。コメの主な流通ルートは生産者が収穫したコメをJAなどの集荷団体が買い取り、卸売業者、小売店を経て消費者に届く。政府備蓄米は一定の条件を満たした集荷団体を対象に入札が行われる。JA福井県では県内産のブランド米「ハナエチゼン」と「あきさかり」計2400t余を全て買い入れる方針。政府から備蓄米が集荷団体に売り渡されるのは今月中旬以降。スーパーなど小売店の店頭に並ぶのは今月下旬ごろと見込まれている。
住所: 神奈川県横浜市港北区綱島西3-21-25