1989年6月4日、中国・北京にある天安門広場で、民主化を求めて集まった学生らを共産党政権が軍を使って武力で鎮圧し、多くの死傷者を出した天安門事件からきょうで37年となった。中国当局は死者を319人と発表しているが、実際ははるかに多いと指摘されている。当時19歳だった息子を銃撃で亡くした張先玲さん(88)は、遺族が高齢化する中で事件が風化することを危惧している。張さんは「天安門の母親」という遺族グループのメンバーとして政府に謝罪などを求めてきた。中国政府は「天安門事件は反政府動乱」と位置づけていて、遺族の活動への締めつけを一層厳しくしている。
