リックデザインとM&Aを行うことになったのは岡山市などで百貨店を運営する「天満屋」。天満屋は創業100年になり地場百貨店としては屈指の売り上げをあげている。これは百貨店だけでなくグループ規模を拡大していることにあるという。その中にあるTCCという企業がリックデザインのM&Aの相手として名乗り出た。TCCでは新しい内装デザインを求めており、リックデザインにはラブコールを送っていた。松本さんは取引先の多い東京・大阪の企業は避けたいという申し入れがあり、そこからたどり着いたのが天満屋だった。対面した際に松本さんは確認したこと、それは施工会社をTCCに依頼しなければならないのかということ。デザインと施工を切り離してほしいと松本さんは依頼した。その希望が通ったことが要因となり、今まで通りの仕事ができること・社員の方の保証もできるということで、2社のM&Aが成立。TCCの井上社長はリックデザインを訪ねて考え方をすり合わせた。そして井上社長は松本さんのDNAを残したいと語ってくれた。松本さんは「個人保証が外れて安心した」と語ったが、これは会社と個人は別だが、その連帯保証人に社長がなるケースがある。これをこれを個人保証といい、経営者の財産を処分しなければならないケースが出てくる。この個人保証に関しては来年1月からガイドラインを作り施工するという。