大阪・関西万博に参加しているアフリカの中部の国のルワンダについて。31年前に国民が殺し合いに至った歴史があるルワンダ。 大阪・関西万博の会場では、追悼式が行われ、300人あまりが参加。虐殺の生存者のイラコゼ・クラヴァーさんが登壇。11歳のときに両親を失った。父は政府軍に殺されたという。1994年4月、「フツ族」と「ツチ族」の民族対立が激化し、互いが不信感をつのらせた。共に暮らしてきた隣人同士が斧で殺し合い、およそ3か月で80万人が犠牲になった。イラコゼさんは初来日。命がテーマの万博だからこそ、虐殺を伝える意義があると考えている。イラコゼさんは天王寺区の小学校を尋ね、子供たちの前で虐殺について自分に置き換えて考えてもらおうと語った。幼くして父と母を失ったことが大きな傷となっているという。消えない恐怖心などを伝えた。子どもたちは平和への行動をつないでいきたと話した。