桜の名所、東京・上野恩賜公園にある早咲きの桜はきれいに咲き誇っていた。5月並みの暖かさとなった東京都内の最高気温は24.4℃。全国でも半数の地点で20℃を超え、夏日は18地点。三重県尾鷲市は最高気温25.6℃を観測、本州で今年初めての夏日に。上野公園には多くの外国人観光客の姿も。「さくらたい焼き」「いちご大福」。今年のお花見の経済効果は約1兆3878億円との試算も。一方で気がかりなのがソメイヨシノの開花時期。去年は記録的な暖冬の影響で民間企業による桜の開花予想が12日ずれるなどしたため桜のイベントで日程変更が相次いだ。都内の桜の名所3か所は今年から大胆な変更を余儀なくされていた。目黒川お花見クルーズはことし、例年より運航期間を2週間延ばす。天王洲アイル駅を出港し、約800本の桜を観賞することができる。千鳥ヶ淵周辺では毎年約100万人が訪れる「千代田のさくらまつり」が始まっている。例年12日間の開催だが今年から43日間に拡大。六義園で始まったライトアップイベント「春夜の六義園夜間特別鑑賞」は9日前に開催期間を決定。地球温暖化の影響とみられる極端な気候で桜の開花予想は難しくなっている。
住所: 東京都品川区東品川2