衆議院はこの後午後4時から本会議が開かれ解散となる運び。官房長官が持ってきた「紫のふくさ」が本会議場に持ち込まれる。その中には天皇陛下が署名された「解散詔書」のコピーが入っており、「解散詔書」は額賀議長が読み上げる。今回の解散について、立憲民主党の野田代表は、「裏金隠し解散」と名付けている。石破総理は、政権選択の解散だと位置づけている。解散が宣言され、万歳三唱が行われたが、万歳せず「衆議院解散には正当性がない」とアピールする議員も見られた。事実上の選挙戦がスタートする。衆議院選挙の最大の争点は、政治とカネの問題だという。耳触りのいい主張だけを訴え民衆を惹きつけるような政党や政治家が力を持つ時代になっていて、日本もこうしたポピュリズムの台頭を許してしまう危険性もある。衆議院選挙は、今月15日公示、27日が投開票だ。