関係者によると戦後80年となる来年先の大戦の戦没者を追悼するため、天皇皇后両陛下が広島、長崎、沖縄を訪問される方向で検討が進められているということだ。陛下は「後生に正しく戦争の悲惨さを伝えていかないといけない」との思いを持たれているということで、戦争の記憶を語り継ぐ人々との交流なども含め今後、調整が進むとみられる。平成の時代は上皇ご夫妻が慰霊の旅として国内外の戦禍の地を巡り、戦後70年には激戦地のパラオを訪問し犠牲となった人々に花を供えられた。両陛下は上皇ご夫妻から慰霊の思いを受け継ぎ、おととし、沖縄県にある国立沖縄戦没者墓苑を訪問されていた。