きのう午後7時過ぎから皇居・豊明殿で行われたのは国賓のブラジル・ルーラ大統領を招いての宮中晩さん会。天皇皇后両陛下主催の宮中晩さん会は6年ぶり。秋篠宮ご夫妻、愛子さま、佳子さまなど皇族方が入場された後、天皇皇后両陛下が大統領ご夫妻を会場へと案内された。今年はブラジルとの国交樹立130周年に当たり陛下は約120年前から日本人が移住し多くの日系人が暮らしている長い歴史を振り返りお言葉を述べられた。これまでの晩餐会から大きく変わったのは出席者の装い。今回の晩さん会ではブラジル側の希望によりタキシードや燕尾服、ロングドレスではない平服にドレスコードが変わった。今回の宮中晩さん会ではこの平服が大きな役割を果たしたという。フジテレビ皇室担当の橋下寿史氏は「堅苦しくなく楽しめる晩餐会だという印象だった」など話した。今回、宮中晩さん会に初めて出席された愛子さま。ブラジルの閣僚と通訳を交えて笑顔で話されていた。宮中晩さん会に招待されたのは石破総理夫妻など約110人。その中にはブラジルと日本をつなぐ”ゆかりのある人たち”の姿も。キングカズことサッカー・三浦知良は10代で単身ブラジルに渡り現地のプロリーグで活躍した。晩さん会参加後取材にこたえたのは歌手・マルシア。ブラジル・サンパウロ州出身のマルシアさんは10代の頃日本へ。2015年、ブラジルとの「外交関係樹立120周年」の親善大使に就任。日本とブラジルをつなぐ架け橋として活動を続けてきた。マルシアさんは愛子さまとのエピソードについて「舞台の話をさせていただいて距離の縮まるように感じた」など語った。