コロナ禍でいろいろなところに置かれたアクリル板はアクリル樹脂といわれているプラスチックの一種。急速に伸びている新たなニーズは推し活グッズ。アニメから広がったアクリルグッズ人気は今や芸能界や伝統文化にも。浮世絵専門の美術館が売り出した猫のアクスタ、日本相撲協会が売り出している力士15人のアクスタ。今や推し活に欠かせないアクリルグッズの後押しになっている新技術がある。千葉県にあるアクリル樹脂専門の工場で開発したのが業界でも極めてまれなリサイクル技術。環境省の認定を受け、企業などからリサイクルの材料として買い取っている。アクリル板は見た目は同じでも製法によってリサイクルできないものもあり、選別するにはコストがかかるため、リサイクルはほとんど行われてこなかったが、自動で選別する方法を何年もかけて開発。コロナ禍で突然の大量注文に休みなしで対応し、利益は上がったものの、やがて大量の廃棄物となることを懸念し、当時から技術を開発してきた。アクスタ人気に社運を懸けて参入した広島の従業員13人、地域で70年操業してきた印刷会社。コロナ禍で広告需要が大打撃を受け、輪転機を思い切って処分。新たな柱としたのがアクリルグッズの製作。2年前、新たな機械を導入し、紙の印刷一筋だった従業員たちがいちから推し活グッズ作りを身に着けた。注文を受けて作るのではなく、デザインから企画している。
住所: 東京都渋谷区神宮前1-10-10
URL: http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/
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