現地時間の5日午前、佳子さまはペルー南部のクスコにある「サクサイワマン」と言われる巨大な石が積み上げられた遺跡を視察した。遺跡の国立公園で飼育されているアルパカ15頭が出迎え、佳子さまはインカ文化やアルパカの説明に熱心に耳を傾けていた。その後佳子さまは「コリカンチャ」と呼ばれるインカ帝国時代の太陽神殿の石組みの上に建てられた教会を訪問された。神殿の上部はスペインの征服者によって破壊されたが、案内した学芸員によると佳子さまは「インカ時代に使われていたのはどうやってわかったのか」など歴史に関する質問を多くされていたという。午後にはクスコ市主催の歓迎式典に出席し、出発の際には集まった人たちに笑顔で手を振られていた。