鹿児島県の十島村で行われたマラソン大会の話題。毎年秋に行われているトカラ列島島めぐりマラソン大会。島めぐりという名前の通り、十島村の人が住んでいる7つの離島全てをフェリーで移動しながら、1日で全て走る。十島村は屋久島と奄美大島の間にある。鹿児島市をフェリーで出発し、一晩かけて1番北にある口之島に到着したらすぐにスタート。5km程のコースを走り終えたらフェリーで移動して中之島、諏訪之瀬島と、1番南の宝島まで移動をしながら合計約25.1キロを走り、合計タイムで順位を競う。フェリーの定員があることから参加人数が限られ、毎年抽選になる人気の大会。そして十島村は今年6月から地震が相次ぎ一時、開催が危ぶまれたが、大会は無事に行われた。全国から参加したランナー、そして地震を乗り越えての開催を喜んだ十島村の皆さんを取材した。今月4日の朝5時、最初の島・口之島に到着した。船から降りてくるランナーはすでに準備万端。北海道から沖縄まで全国各地から139人が集まった。午前6時すぎ、一斉にスタートした。口之島のコースは約4.9km。沿道では島民の皆さんが声援を贈る。走り終えたランナーは休む間もなくそのままフェリーへと乗り込む。全員が乗り込むとフェリーはすぐに次の島へ。島から島への移動は50分から1時間程。2番目の島は中之島。楽しみは走るだけではない。島の特産品の販売が行われていた。5つ目の島は悪石島。7月には震度6弱の揺れを観測するなど地震が相次いだが、島で暮らす皆さんもこの大会を心待ちにしていた。こちらも相次ぐ地震に見舞われた小宝島。残る島はあと2つ。いよいよ最後の宝島。島についた時にはすでに日も傾き、夕日の中で走り出した。最初の口之島をスタートしてから約12時間、夕方5時半すぎにゴールを迎えた。レース後には島の人たちとの交流会が行われ、地元の食材を使った料理などが振る舞われた。島の皆さんが演奏する楽器の音色に包まれる中、ランナーたちは遅くまで交流を楽しんでいた。
