2025年10月22日放送 13:05 - 13:55 NHK総合

列島ニュース
鹿児島 地震を乗り越えて トカラ島めぐりマラソン

出演者
中條誠子 曽根優 瀬戸秀夫 高瀬耕造 岡野暁 一柳亜矢子 金城均 浅野達朗 石井隆広 坂下恵理 中村慎吾 鈴村奈美 長瀬萌々子 三戸部聡大 
(オープニング)
オープニング

出演者が挨拶をした。

(気象情報)
気象情報

大阪・なんばの中継映像を背景に気象情報を伝えた。

札幌局 昼のニュース
札幌西区の公園・住宅街 ヒグマの目撃相次ぐ

きょう午前、札幌市西区の西野すみれ公園で子グマとみられるヒグマ2頭が目撃され、市や警察が警戒を呼びかけている。付近の住宅街でヒグマの目撃が相次いだことを受けて、小・中学校5校が臨時休校となった。クマは南西方向の山に立ち去ったということで警察や猟友会のハンターなどが捜索を行ったが見つかっていないという。

白老町の養鶏場 鳥インフルエンザ検出

白老町の養鶏場で死んだニワトリから高病原性「H5型」鳥インフルエンザが検出された。今シーズン養鶏場での感染確認は全国で初めてで、道はこの養鶏場で飼育されている鶏の処分を始めた。処分対象の約45万9,000羽は道内の採卵用ニワトリの約8%にのぼる。道は半径3キロ以内にある1農場のニワトリや卵の移動を禁止し、半径3キロ~10キロ以内の3農場で区域外への運び出しを禁止した。緊急の対策会議で鈴木知事は「根拠のないうわさなどで混乱しないように」などと述べた。

スルメイカ漁が休漁 小型船 きょうから

記録的な不漁が続いていたスルメイカ。今シーズンは一転して漁獲量が増え水産庁が設定した漁獲枠をすでに上回ったため、漁業団体の北海道いか釣漁業協会はきょうから当面、小型イカ釣り漁船による北海道周辺での休漁を決めた。松前町、福島町の町長や水産関係者らがきのう水産庁に漁獲枠拡大の要望を行った。函館市漁業者は午後、緊急の会合を開き対応を協議することにしている。

秋田局 昼のニュース
男性襲い家に入ったクマ いまも住宅にとどまる

湯沢市の中心部でおととい、男性4人が相次いでクマに襲われてけがをした。4人目の男性を襲ったクマは男性の住宅に入り込んだ。市によると丸2日以上経ったきょうも住宅にとどまっているという。市では副市長をトップとする対策会議を開き、クマが箱わなに入るのを待ち続ける方針を再確認した。現場近くの防犯カメラには道路や住宅の敷地内を行き来する姿が映っていた。秋田県によるときのうまでにクマに襲われるなどして1人が死亡、43人がけがをしている。県は県内全域にツキノワグマ出没警報を出し警戒を呼びかけている。

9割超のケースで音による対策 不十分

昨年度までの5年間に県内で起きたクマによる人身被害について県が分析したところ、9割を超えるケースで音の鳴る物を持っていないか、適切に使えていなかったことがわかった。県は対策の実施状況を確認できた61件について、先月末に調査結果を公表した。音の鳴る物を持っていなかったのは48件で、持っていたものの荷物の中に入れっぱなしだったり、音量が不十分だったりしたケースも10件あった。

富山局 昼のニュース
クマによる人身被害受け 立山町で“緊急銃猟”訓練

おととい住民がクマに襲われてケガをする被害が出た立山町では、市街地などで猟銃を使う緊急銃猟の訓練が行われ、町長の判断で発砲するまでの手順を確認した。訓練は立山町にある町営の体育館に成獣のクマが侵入したという想定で行われた。体育館に集まった町の職員は、周辺の住民の安全を確保するため、避難を呼びかける範囲や道路を通行止めにする場所を確認した。緊急銃猟は、緊急性や安全性の確保など一定の条件を満たせば、自治体の判断で発砲できる制度で、県内では発砲の許可が出たことはあるが、駆除に至ったケースはない。今回の訓練は、クマが建物内にいるという想定だったが、住宅地を動き回っている場合は、流れ弾を防ぐ措置や住民の避難誘導に時間がかかるとみられ、立山町は今月末までにマニュアルを整備する方針。

山形局 昼のニュース
鳥海山 初冠雪 確認 平年より13日遅く

酒田市はきょう、山形県と秋田県にまたがる鳥海山で、平年より13日遅く初冠雪を確認したと発表した。県内の主な山では1番乗り。山形地方気象台によると、けさ県内には上空3000メートル付近にマイナス3度ほどの寒気が流れ込んだ。気象台によると「夏に気温が高かった影響で寒気が南下するのが遅れ、全国的に初冠雪が遅れている」という。県内の山々における平年の初冠雪の時期は、月山が10月20日、朝日岳が10月25日、蔵王山が10月28日、雁戸山が11月2日、瀧山が11月3日となっている。

熊本局 昼のニュース
水俣病胎児性患者 坂本さん ベトナムに向け出発

水俣病の患者の女性が、ベトナム戦争の枯れ葉剤の影響とされる障害で体が繋がったまま生まれた「ベトちゃん、ドクちゃん」の弟などと面会するため、きょう現地に向けて出発した。ベトナムを訪問するのは、母親の胎内で水銀の被害を受けて生まれた水俣病の胎児性患者・坂本しのぶさん。ベトナム南部のホーチミン市を訪れた。坂本さんは枯れ葉剤の被害者支援のため募金活動に取り組み、1987年にホーチミン市などを訪れて「ベトちゃん、ドクちゃん」などと面会しており、今回38年ぶりの訪問となる。今月25日にかけて滞在して、枯葉剤の健康被害の究明などに取り組んできた医師とも面会する予定。坂本さんはきょう午前、支援者や医師らとともに福岡空港を出発した。今回の訪問で「水銀と枯れ葉剤という化学物質による被害の体験を共有し、こうした被害をなくすために今後の講話などの活動に生かしていきたい」としている。

阿蘇市の山上事務所 今シーズン初のストーブ

きょう県内では各地で冷え込みが強まった。阿蘇山にある市の山上事務所では気温が10℃を下回り、この秋初めてストーブに火が入った。気象台によると上空の寒気の影響で冷え込みが強まり、県内各地で今シーズン最低気温を観測した。事務所によると、午前8時半の気温は8.5℃まで下がったという。きょう午前中は濃霧のため火口見学はできない時間が続いたが、阿蘇山上ターミナル付近を訪れた観光客たちはバスや車から降りると、足早に土産店などに入っていった。

NHK ONE ニュース
本当?SNSの“妊活”情報

妊活についてSNSで様々な情報が溢れている。中には科学的根拠がないものもあって、専門家が注意して情報収集にあたって欲しいとしている。TikTokで120万回以上も見られている動画は、希望通りの性別の赤ちゃんを妊娠、出産できるという産み分けについてのもの。助産師だと名乗る女性が、女の子が生まれる確率を上げる方法として、専用のゼリーを女性の腟内に注入するなどと話しているもの。こうした産み分けの方法について産婦人科の専門医に聞いた。「今のところ明確に産み分けの確率を大きく変えるというエビデンスは確立されていない」と指摘している。他にも、卵子が若返るといった科学的根拠のない情報もある。毎日飲むだけということで甘酒を勧めている。生殖医療に詳しい東邦大学の片桐由紀子教授に聞いたところ、「卵子は生まれる前の胎児期につくられ、それ以降は新しく作られることはない。眠っていたものが思春期以降、順番に成熟していくため、1つ1つが若返るということはない」としている。こうした投稿を実際に見て、妊活専門と謳う鍼灸院に通うようになったという女性に話を聞いた。4年前に不妊治療を始めたものの、思うような結果が出なかったという40代の女性だが、鍼灸院での効果を感じられずにいると、自社開発しているというサプリメントの購入を勧められたそう。不信感を抱いた女性は通うのをやめた。女性は「不妊治療を周りにオープンにしておらず、誰に相談していいか分からず手軽に情報を得られるのがSNSだった。少しでも早く結果が欲しいという思いを、うまく使われてしまった」と話していた。片桐教授は「必ずしも医学的な根拠に裏付けられたものばかりではなく、アクセス数や特定の商品への誘導など、様々な背景がある中での情報だと思うので、発信源や意図をよく解釈して判断してほしい」と注意を呼びかけている。

列島ニュースアップ
地震を乗り越えて ことしも無事に開催

鹿児島県の十島村で行われたマラソン大会の話題。毎年秋に行われているトカラ列島島めぐりマラソン大会。島めぐりという名前の通り、十島村の人が住んでいる7つの離島全てをフェリーで移動しながら、1日で全て走る。十島村は屋久島と奄美大島の間にある。鹿児島市をフェリーで出発し、一晩かけて1番北にある口之島に到着したらすぐにスタート。5km程のコースを走り終えたらフェリーで移動して中之島、諏訪之瀬島と、1番南の宝島まで移動をしながら合計約25.1キロを走り、合計タイムで順位を競う。フェリーの定員があることから参加人数が限られ、毎年抽選になる人気の大会。そして十島村は今年6月から地震が相次ぎ一時、開催が危ぶまれたが、大会は無事に行われた。全国から参加したランナー、そして地震を乗り越えての開催を喜んだ十島村の皆さんを取材した。今月4日の朝5時、最初の島・口之島に到着した。船から降りてくるランナーはすでに準備万端。北海道から沖縄まで全国各地から139人が集まった。午前6時すぎ、一斉にスタートした。口之島のコースは約4.9km。沿道では島民の皆さんが声援を贈る。走り終えたランナーは休む間もなくそのままフェリーへと乗り込む。全員が乗り込むとフェリーはすぐに次の島へ。島から島への移動は50分から1時間程。2番目の島は中之島。楽しみは走るだけではない。島の特産品の販売が行われていた。5つ目の島は悪石島。7月には震度6弱の揺れを観測するなど地震が相次いだが、島で暮らす皆さんもこの大会を心待ちにしていた。こちらも相次ぐ地震に見舞われた小宝島。残る島はあと2つ。いよいよ最後の宝島。島についた時にはすでに日も傾き、夕日の中で走り出した。最初の口之島をスタートしてから約12時間、夕方5時半すぎにゴールを迎えた。レース後には島の人たちとの交流会が行われ、地元の食材を使った料理などが振る舞われた。島の皆さんが演奏する楽器の音色に包まれる中、ランナーたちは遅くまで交流を楽しんでいた。

名古屋局 昼のニュース
長良川鵜飼 ウミウの健康診断

岐阜市伝統の長良川鵜飼で、今シーズンの漁が終わったことを受け、ウミウの体調に問題がないかを調べる恒例の健康診断が行われた。長良川鵜飼は毎年5月から10月までの約5か月間行われ、始まる前と終わった直後にウミウの健康診断が行われる。きょうは獣医師がウミウを操る鵜匠の家を順番に訪れ、計110羽余の体調を確認した。

大阪局 昼のニュース
ボージョレ・ヌーボー 関空に到着

来月販売が解禁されるフランス産ワイン「ボージョレ・ヌーボー」を積んだことし最初の航空機が、けさ関西空港に到着し、税関による検査が公開された。ボージョレ・ヌーボーはフランス・ブルゴーニュ地方のボージョレ地区でその年に収穫されたぶどうで造るワイン。輸入元の会社によると、ことしのボージョレ地区は猛暑と乾燥が続き、ぶどうの収穫量は減ったものの、香りと甘みが凝縮された良い味だという。ことしのボージョレ・ヌーボーは来月20日に販売が解禁される。

国宝「救世観音像」 秋の特別公開始まる

奈良県斑鳩町の法隆寺で、聖徳太子をモデルにしたとされる国宝・救世観音像の特別公開が、きょうから始まった。法隆寺の境内にある夢殿では、午前8時から法要が営まれ、僧侶らが御経を唱える中、仏像がおさめられた厨子の扉がゆっくりと開けられた。救世観音像は毎年春と秋に特別に公開される。きょうは朝から公開を待ちかねた人が集まり、仏像をじっくり眺めたり、静かに手を合わせたりしていた。秋の特別公開は来月22日まで行われる。

歴代の「今年の漢字」 紹介する企画展

1年の世相を漢字一文字で表す「今年の漢字」の歴代の書を紹介する企画展が、京都市東山区の漢字ミュージアムで開かれている。1995年から去年までの書、計30枚が展示されている。漢字からは日本の世相の移り変わりを見ることができ、阪神タイガースが18年ぶりにリーグ優勝を果たした2003年の「虎」、全国的に記録的な猛暑となった2010年の「暑」、消費税率が引き上げられた2014年は「税」が選ばれている。2025年の「今年の漢字」は、来月1日から漢字ミュージアムに設置された投票箱やインターネットの専用サイトで応募できるということで、最も応募の多かった漢字が12月12日に清水寺で発表される。

宮崎局 昼のニュース
ラグビー日本代表 宮崎合宿を打ち上げ

ラグビー日本代表は、6月から断続的に行ってきた宮崎市での合宿を打ち上げた。宮崎合宿最終日のきょうは、午前8時ごろから練習が公開された。フォワード陣はオーストラリア戦に備え、モールと呼ばれる密集での押し合いについて確認していた。この後、バックスも加わった実践形式の練習などを行った。日本代表は今月25日に国立競技場で世界7位のオーストラリアと対戦した後、ヨーロッパに遠征し、世界1位の南アフリカや3位のアイルランドなど、強豪とのテストマッチに臨む。再来年のワールドカップに向けた強化がどこまで進んでいるのか、真価が問われる連戦になる。

金沢局 昼のニュース
金沢港で物資輸送訓練 孤立・通信障害を教訓に

去年の能登半島地震で、被災地への陸路でのアクセスが困難になったことや停電が相次いだことを受けて、県や海上保安部などが民間企業と連携して、災害時に物資を輸送するための訓練を行った。きょう金沢港で行われた訓練には、県や金沢海上保安部、警察、大手通信企業など、16機関の約100人が参加した。訓練は、能登地方を震源とする地震が発生し、被災者が孤立して停電や通信障害が発生したとの想定で行われた。岸壁では、海保の職員などがクレーンを使って、被災地で警察が使うオートバイや通信会社の機材などを、巡視船に積み込む手順を確認していた。金沢海上保安部によると、能登半島地震では警察や消防、復旧にあたる電力会社などの職員や社員約80人を、金沢港などから海上輸送したという。

朝市通りの出店者 復興に向けて意見交換

能登半島地震で大きな被害を受けた輪島市の朝市通りに出店していた事業者などで作る組合が、きのうワークショップを開き、復興に向けた計画について意見を交わした。輪島市の朝市通りでは去年1月の地震で大規模な火災が起きたため、出店していた事業者などでつくる組合は、復興計画を作成するための議論を続けている。きのうは意見交換を行う3回目のワークショップが開かれ、約30人が参加した。これまでの議論では、被災地の復興が実現して屋外で朝市を再開させる際は、朝市通りの近くに新たな広場を整備し出店するとした上で、天候に左右されないよう広場に屋根の整備などを計画するとしている。参加者からは、「年間100万人の来場者を目標に、受け入れが可能な広場を整備すべき」という意見や、「親子連れなどが楽しむことができるコーナーを設けるべきだ」などという声が出た。組合では輪島市などとも協議を進め、来年2月に復興計画を公表する予定。

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