国宝「七支刀」は1600年ほど前の古墳時代に朝鮮半島から当時の日本に伝わたっとされる。奈良県天理市の石上神宮が所蔵しているが展覧会開催にあわせて奈良国立博物館がX線を使った最新の分析装置で調査したところ、内部の腐食はほとんど進んでおらず、古代の鉄製品としては極めて良好な状態が保たれていることが明らかになった。また剣には文字が刻まれているがこれまでさびで見えなかった部分が鮮明になったという。奈良国立博物館は、今後関係機関と相談したうえで専門家による委員会を立ち上げ文字の詳しい分析なども進めたいとしている。七支刀は来月15日まで奈良国立博物館の「超国宝」展で公開されている。