午前9時の開門前からおよそ120人が並んだ姫路城。30年前の12月11日に奈良県の「法隆寺地域の仏教建造物」とともに日本で初めて世界文化遺産に登録された。これを記念して今日は姫路城を始め、隣接する「好古園」など周辺施設の入場料が無料となっている。一方、こちらは秋田県と青森県に跨る白神山地である。30年前に鹿児島県の屋久島とともに国内で初めて世界自然遺産に登録された。白神山地は秋田県川からの入山は様々な制約があり、昨年度の入山者数はピーク時の約20%まで落ち込んでいる。またガイドの高齢化も進んでいて、秋田県では認定制度を設けて人材育成を進めている。藤里町の佐々木文明町長は「ガイドを養成し魅力を伝え直していかなければならない」などと話した。