10月22日、天皇陛下と愛子さまは皇居で行われた雅楽の演奏会を鑑賞された。今回は5年ぶりに一般客の公募も行われた。愛子さまは日本の伝統芸能に関心があり、説明者に熱心に質問されていた。23日、天皇皇后両陛下は国立劇場で歌舞伎を鑑賞された。劇場のこけら落とし公演には昭和天皇、香淳皇后が足を運ばれた。昭和50年、来日したエリザベス女王夫妻も歌舞伎を鑑賞。昭和61年、上皇ご夫妻の長女、黒田清子さんが日本舞踊を披露している。老朽化による建て替えで劇場は10月末に閉まることとなる。陛下は「最後の公演を観られて、本当に嬉しく思います」と話されたという。
10月27日、秋篠宮ご夫妻は「特別全国障害者スポーツ大会」の開会式に出席するため、鹿児島県を訪問された。同日、子供の発達を支援する施設を視察され、笑顔で子どもたちと交流された。28日、ご夫妻は開会式に出席され、秋篠宮さまは手話を交えながら挨拶された。午後、知的障害のある人達のバスケットを観戦され、大会の運営に関わるスタッフたちとも懇談された。次女の佳子さまは南九州市で知的障害のある選手が出場するソフトボールの試合、指宿市ではボッチャの試合を観戦された。30日、高円宮妃久子さまが閉会式に臨まれ、選手たちの健闘を称えられた。