静岡県藤枝市には武田信玄、徳川家康が激戦を繰り広げた田中城があった場所。街に眠る痕跡を探す。道路がカーブしていて上から見ると道がぐるりと円を描いているのがわかる。田中城はまん丸なお城だった。直径600m、4つの区画と4つの堀がほぼ同心円状に配置された城。堀があった場所には高さ5mもの土塁があった。田中城は堀と土塁守りをかためた城だった。武田信玄にゆかりのある馬出しがあった場所。馬出しのために三日月型の堀が作られた。馬出しとは堀を設け、城の出入り口を守る区画のこと。馬出しがあると敵の戦力は二分され、容易に城へは入れない。反撃に出るときは相手を挟み打ちにすることができる。この馬出しが田中城には6つもある。本丸には今は小学校が建っていて敷地内に田中城のジオラマがある。本丸は徳川家康とのゆかりの深い場所で、御殿で鯛の揚げ物を食べた家康は腹痛を起こしその後亡くなったとされている。現在はかつて本丸にあった建物が城の近くに移築されている。田中城は北の東海道、南の六間川に挟まれた平地に築かれた。徐々に丸い形になっていった。田中城はなぜ丸くなったのか?少ない人数で守る、死角をなくす、洪水対策という説がある。
住所: 兵庫県姫路市本町68
URL: http://www.city.himeji.lg.jp/guide/castle/
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