秋田河川国道事務所は毎年雨が多く河川の氾濫などの危険性が高まる梅雨の時期を前に県内の雄物川や子吉川で堤防の点検を行っている。きょうは秋田市の雄物川下流に職員など18人が集まり川の両岸に分かれて堤防を歩いて見回った。職員らはのり面に棒を刺して土の硬さを確かめたり、水はけを悪くする植物が多く生えている場所をタブレット端末で記録したりした。秋田河川国道事務所によると去年7月の記録的な大雨で雄物川の下流は一時氾濫危険水位を上回るほど増水したが、堤防には大きな被害はなかったという。ただ堤防はモグラが掘った穴ひとつからでも大きく崩れる可能性があるということで、点検で以上が見つかった場合、早急に対処したいとしている。