ヒダノマナミさん。29歳のときに子宮体がんと診断され子宮の全摘手術を受けた。ヒダノさんに異変があったのは、およそ8年前。生理の周期ではないのに、下着に血がつくようになった。ただ、もともと生理不順だったこともあって気にしていなかった。当時28歳。勤めていたアパレル会社で、責任のあることを任せられるようになり仕事が楽しくなっていった時期だった。近くのクリニックを受診したところ子宮にポリープがあると言われ、経過観察をすることになった。しかし1年ほどかけて次第に症状は悪化していく。生理のときの経血が大量になり腹痛と吐き気も。ついに救急車で搬送された。告げられた病名は子宮体がん。ヒダノさんは、子宮と卵巣を摘出する手術を受けることになった。診断結果はステージ4。卵巣や子宮の外にも転移があった。ヒダノさんには一刻も早く全摘するほかに選択肢がなかった。ヒダノさんは子宮体がんを若い人たちにも知ってもらいたいと、みずからの闘病の体験をブログやYouTubeで伝えている。