毎年およそ3000人の女性が亡くなる子宮頸がん。最新のワクチンでは原因となるウイルスの8割から9割を防ぐとされ、小学6年生から高校1年生に当たる女子には無料の定期接種が行われている。ただ、接種後に全身の痛みなどを訴える例があり政府はおよそ9年間接種の積極的な呼びかけを控え一昨年4月に再開。その期間に接種しなかった今年度17歳から27歳になる女性を対象にキャッチアップ接種がおこなわれている。本来は3回の接種でおよそ9万円かかるが無料で打つことができる。きょう厚労省が公表した調査では対象者のうち、このワクチンを安全だと思うと答えた人はおよそ30%。どちらともいえないは50%以上という結果に。WHO=世界保健機関も接種を推奨している子宮頸がんワクチン。また、対象者のおよそ半数がキャッチアップ接種を知らないとの調査結果も。期間は来年3月末までで3回打つには9月ごろまでに1回目を接種する必要があり、厚労省はこの夏が鍵になるとしている。