7月、夏の甲子園出場をかけた西東京大会が行われた。声援の先にいるのは都立青鳥特別支援学校「ベースボール部」。全員、軽度の知的障害などがある。去年、特別支援学校の単独チームとして全国初の公式戦に参加。夏・秋ともに大敗したものの、ひたむきな姿に声援は大きくなっている。今回、レギュラーを外された2年生でキャッチャーのクマガイクリストファー選手。春の公式戦初の1点となったタイムリーヒットを打ったのが入学して野球を始めたばかりのクマガイ選手だった。今回、クマガイ選手に代わってマスクをかぶった1年生の澤田奏空選手は中学で野球部に所属していた。今年、野球経験者4人を含む9人が入部し、部員は19人になった。彼らが入部したことでクマガイ選手はポジションを取られてしまった。試合は上水高校22-1青鳥特別支援学校で、失点はだいぶ減った。クマガイ選手の父親は日系カナダ人、母親はフィリピン人。毎日欠かさず書いている野球ノートには、夏の試合について「試合でたかったです。くやしかったです」と書かれていた。目標は1年生に負けないようにすること。レギュラーは19人中9人。久保田浩司監督は「競争に立ち向かう、挑む気持ちがすごく大事。野球をやることが社会に出るための一助になればと思っている」と話した。
大会から5日後、3年生は引退し部員は15人になり、チームを引っ張るのはクマガイ選手ら2年生。キャプテンは式守優太選手、副キャプテンは岩本大志選手とクリストファークマガイ選手が選ばれた。クマガイ選手はレギュラーの座をつかみたいが、キャッチャーのポジションは1年生の澤田奏空選手のまま。ポジション争いの時、実力差を痛感していた。それでも「再びマスクをかぶる」と日々の練習に真面目に取り組んでいた。クマガイ選手には送球ミスが多いという課題があった。野球ノートには正しい投球フォームをイメージできるようイラストを用いて工夫していた。内野守備強化のため、澤田選手がサードへ転向したため、クマガイ選手が再びキャッチャーになった。練習後、自ら志願して特訓をする姿があった。とある日の休憩時間、澤田選手がキャッチングのコツを熱心にアドバイス。他校との練習試合の日、学習院高等科を訪れた。監督は誰を選び、どのポジションに配置すれば結果が出るのか試していた。澤田選手はセカンドで先発。味方のエラーなどで次々と得点を入れられ、クマガイ選手はマウンドに駆け寄り落ち着くよう声をかけた。結果は50-0で大敗だったが、レギュラーを掴み取ったことで自信が出てきた。クマガイ選手は「ちゃんと練習して大会でレギュラー取れるようにしたい」と話した。
大会から5日後、3年生は引退し部員は15人になり、チームを引っ張るのはクマガイ選手ら2年生。キャプテンは式守優太選手、副キャプテンは岩本大志選手とクリストファークマガイ選手が選ばれた。クマガイ選手はレギュラーの座をつかみたいが、キャッチャーのポジションは1年生の澤田奏空選手のまま。ポジション争いの時、実力差を痛感していた。それでも「再びマスクをかぶる」と日々の練習に真面目に取り組んでいた。クマガイ選手には送球ミスが多いという課題があった。野球ノートには正しい投球フォームをイメージできるようイラストを用いて工夫していた。内野守備強化のため、澤田選手がサードへ転向したため、クマガイ選手が再びキャッチャーになった。練習後、自ら志願して特訓をする姿があった。とある日の休憩時間、澤田選手がキャッチングのコツを熱心にアドバイス。他校との練習試合の日、学習院高等科を訪れた。監督は誰を選び、どのポジションに配置すれば結果が出るのか試していた。澤田選手はセカンドで先発。味方のエラーなどで次々と得点を入れられ、クマガイ選手はマウンドに駆け寄り落ち着くよう声をかけた。結果は50-0で大敗だったが、レギュラーを掴み取ったことで自信が出てきた。クマガイ選手は「ちゃんと練習して大会でレギュラー取れるようにしたい」と話した。
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URL: http://www.gakushuin.ac.jp/bsh/
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