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「宇部市議会議員選挙」 のテレビ露出情報

山口・宇部市の小野小学校では、全校児童21人を対象にこども選挙を実施。地域住民が立会人を務め、投票箱や記入台はすべて本物。この選挙が始まったきっかけは、小野小学校5年生・才木心春さんの提案だった。去年市役所を訪れ市長にこども選挙を要望。篠崎市長は専門家と相談し、前向きに検討することを約束した。また心春さんの家はネギやミニトマトを栽培する農家である。心春さんは人口が減り高齢化が進むふるさとを元気にしたいと話しているが、去年4月における宇部市議会議員選挙の投票率は過去最低のものだった。その結果を知り心春さんはショックを受けたという。
地域の将来のために子どもも選挙に参加したい。母親と話し合い、市長宛に手紙を書くことにしたという。心春さんの要望を受け、宇部市はこども選挙の実施を決定した。こうして始まった本格的な模擬選挙。候補者は4人で、いずれも趣旨に賛同した現職の市議会議員である。争点はよりよい小野地区のための取り組み。掲示板の前には、意見を語り合う子どもたちの姿があった。投票前日には候補者との討論会が行われた。そして迎えた投票当日。21人の児童たちは、それぞれが考え抜いた候補者へ1票を投じていった。選挙を終えた児童から伝わってきたのは大きな手応え。心春さんは「選挙体験ができて本当に良かった。18歳になったら選挙に必ず行き、大人になってからの見方を早く感じてみたい」などと語った。
心春さんの母親・祥子さんは、投票に対する考え方が変わったと話す。模擬選挙から2か月あまり。この日選挙の課題について話し合った。担任が「今の投票率の低さを変えるには、大人の人達はどうすれば良いか」と子どもたちに質問。すると「投票所を身近な場所に」「インターネットで簡単に演説を聞きたい」など、模擬投票の経験を元に大人たちへの要望をまとめた。今回実施された子ども選挙は、大人たちへも大切なことを問いかけている。

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