今回、クマの捕獲には安全面から麻酔銃が使用された。麻酔銃の使い手不足の問題が浮かび上がっている。宇都宮市によると、おととい体長1.5mのオスのツキノワグマが捕獲された。麻酔銃が3発発射され、3発目がクマの胸に命中。麻酔銃は麻酔薬が入った投薬器を空気圧等で発射し、一時的に動けなくする捕獲道具で、「火薬式」「ガス式」の2種類ありガス式が多い。ガス式はライフル型とピストル型に分かれている。環境省によると、日本国内で麻酔銃を使用するためには銃刀法の使用許可と麻酔薬の使用資格などが必要条件となっている。2021年に総務省が発表した東北地方における野生のツキノワグマに麻酔を使用できる人材の整備状況によると、扱い手が非常に少ないことが分かる。栃木県自然環境課野生生物・鳥獣対策班によると緊急事態が発生した場合、県内全域を対象に宇都宮動物園に対応を委託。宇都宮動物園・荒井園長によると、飼育課長・獣医師の磯哲雄さんが動物園で唯一「麻酔銃」が撃てる人物だという。後継者の育成が課題で、動物園では30代の獣医師に新たに麻酔銃の使用許可を取得してもらい、将来的に対応できる体制づくりを進める。中室は「害獣駆除隊にナイトスコープを許可して夜撃てるようにすると、街に入ってくる前の段階で止められるんじゃないか」などとコメントした。
住所: 栃木県下野市医大前3
