現役引退を発表したフィギュアスケート・宇野昌磨の21年の競技人生を振り返る。きのう、フィギュアスケートの宇野昌磨(26)が、自身のSNSで現役引退を発表した。宇野昌磨は公式インスタグラムで「きょうまで競技者としての僕を応援してくださった皆様、支えてくださった皆様、本当にありがとうございました」とコメント。宇野昌磨は、五輪2大会連続のメダル獲得、日本男子初の世界選手権連覇など輝かしい功績を残した。宇野がスケートに出会ったのは5歳の頃で、「五輪に出て金メダルを取りたい」と話していた。得意なステップに反して、当時はジャンプが苦手だった。“苦手だった”というジャンプをずっと繰り返して練習していた。すると、2016年4月に4回転フリップを世界で初めて成功させ、ギネス世界記録に認定。そして、20歳で挑んだ初出場の平昌五輪では、子供の頃に苦手だったジャンプは得点源になり、五輪初出場にして銀メダルに輝いた。翌日には、金メダルを取った羽生結弦(当時23歳)とともにZIP!のインタビューにも答えてくれた。当時、羽生結弦は、宇野について「彼は自然体のまま、感じるまま滑れる。その中で力が発揮できる。効率がいい。彼はすごくその分、スケートに練習時間を費やしている」と称賛していた。しかし、宇野は満足していなかった。さらに羽生は引退する宇野昌磨へメッセージを送った。