岸田総理大臣の次の総理を選ぶ臨時国会について自民党は野党側に来月1日に召集する方針を伝えた。国会記者会館から中継。次の焦点は解散総選挙がいつになるか。自民党と立憲民主党の国会対策委員長が対談し次の首相を選ぶ臨時国会を来月1日に召集する考えを伝えた。立憲民主党・安住委員長は臨時国会の召集日は受け入れたが予算委員会や政治倫理審査会の開催などを要求し新しい総理と野党側との国会論戦の時間を確保すべきとの考えを伝えた。政府与党内では1日に召集されることで早期の解散も可能になるとの見方が出ている。最も早いと衆議院選挙は10月15日公示、10月27日投開票。自民党総裁選で小泉候補は勝利した場合、「できるだけ早期に解散する」としている。自民党内では新総裁が誕生したのち支持率が高いうちに解散すべきとの声がある。こうしたシナリオに野党側は猛反発。立憲民主党・安住国対委員長は「しっかり新しい大臣などに対する予算委員会で質疑をして方針を示した上で信を問わないと政治の正道を踏み外してしまうんではないかと心配しています」とした。野党側は新しい総理と野党党首などが1対1で質疑応答が可能な予算委員会を開くべきで「論戦から逃げている」と批判している。自民党の総裁候補の中にも石破候補などは解散総選挙の前に予算委員会まではやるべきとしている。与野党の党首が選出された後も解散日程をめぐる攻防は続く。