国会では、来年度予算案の成立をめぐる与野党の協議が大きなヤマ場を迎えている。立憲民主党・野田代表は冒頭、自身が総理大臣だった2012年に予算の年度内成立ができず暫定予算を組んだことについて「トラウマ」と振り返り、「予算を人質に取らない」と述べたが、石破総理に高額療養費の自己負担の引き上げやガソリン税の暫定税率の廃止などについて修正を求めた。少数与党の石破総理にとって、予算成立のためには野党の協力が不可欠。このため立憲民主党、日本維新の会、国民民主党と修正協議を続けている。石破総理はきょう、高校無償化などを訴える日本維新の会・前原共同代表の質問を受け、高校授業料の無償化について修正に応じる考えを示した。また焦点となっている私立高校の授業料の支援額についても、引き上げる考えを初めて明言した。