自民党の麻生太郎副総裁がニューヨークでトランプ前大統領と会談し、トランプ氏は「大好きだったシンゾウは偉大な男だった」と語った。両者は日米同盟の重要性や中国と北朝鮮がもたらす課題について議論したという。麻生氏の狙いはトランプ氏が大統領に再選した場合、いわゆる「もしトラ」に備えていて、トランプ氏の陣営はバイデン大統領の外交での支持率低下を受けて各国に外交使節の訪問を呼び掛けている。野党側はバイデン政権が苦言を呈していると指摘するなか、総理周辺では「つながりが重層的になるのはよい」と歓迎する声もあがっている。