パリオリンピック。今週もメダルラッシュ。初めてのオリンピックで金メダルを獲得したレスリング・女子57キロ級・櫻井つぐみ。喜びを分かち合ったのは強さを支えた父親と柳川美麿監督だった。リオデジャネイロ大会で銀メダルのレスリング・男子フリースタイル57キロ級・樋口黎は2大会ぶりの出場で金メダル。スポーツクライミング・男子ボルダー&リード・安楽宙斗は初めてのオリンピックで銀メダル。今大会で唯一新競技として採用されたブレイキン。DJがかける音楽に即興で動きを合わせて1対1でダンスを披露し、技術や表現力を競う。AMIなど日本の女子選手も出場し活躍。米国ニューヨークの若者の間で広がった都市型のアーバンスポーツ、ブレイキン。日本にもダンサーが集まる場所がある。JR武蔵溝ノ口駅前はブレイキンの聖地になっている。練習スタジオが今ほど多くなかった1990年代、ここにダンサーが集まり始めた。有名なダンサーも生まれたことで全国各地から若者が訪れ切磋琢磨するようになった。AMIもここで技を磨きトップ選手に育った。オリンピック当日、川崎市もパブリックビューイングを開催。かつてAMIと共に聖地で練習に励んだ仲間たちも集まり活躍を見守った。迎えた決勝戦。対戦相手は去年の世界選手権を制したリトアニアの17歳、NICKA。AMIは切れ目のない美しい動きでアピールし見事、金メダルを獲得。