日本一早い紅葉と言われる北海道・大雪山系旭岳では例年、紅葉が色づき始める時期。群馬県の紅葉スポット「吉祥寺」では、10月下旬になると紅葉で境内の木々が色づく。これらの場所で、強い日差しや高温で葉が変色する葉焼けが起きている。原因は、ことしの猛暑とみられている。きれいな紅葉になる条件は、「樹木の生育が良好」「台風が少ない」「最低気温7~8℃」。日本樹木医会の小林理事によると、紅葉は、夏に光合成をしっかりしていることが大事で、気温が高いと紅葉は遅れる可能性があるという。気象庁の3カ月予報では、10・11月の気温は全国的に平年より高くなる見込み。紅葉の見頃は、西日本は平年並み、東・きた日本は平年並みか遅いと予想されている。ことしは台風が少なく、葉の傷みが少ない樹木も多い。雨が降った地域では、葉にとって十分なエネルギーが蓄えられている。小林理事は、葉焼け部分は紅葉が見られず、スカスカした紅葉になるかもしれないが、色づきとしてはきれいになるのではないかとしている。杉浦は、毎週京都に行っていて、去年は紅葉が遅かった、紅葉したと思ったら冬になり、楽しめる期間も短かかったなどと話した。