天皇皇后両陛下がイギリスを公式訪問中。その様子は2か月前に開設された宮内庁インスタグラムにも投稿された。フォロワー数は160万人以上。陛下自ら撮影された皇后さまや愛子さまの写真も投稿されている。SNS発信の大先輩はイギリス王室。2007年にYouTubeなど次々とSNSを開設。さらに王室グッズもあふれており、観光資源の一つといわれている。英国王室のフォロワー数は1330万人。元王室広報官・ニックローグランさんは「エリザベス女王はテクノロジーや世論といった点で時代の風を読んでこられた。戴冠式が初めてテレビ中継されたのも女王陛下の決断によるもの」。情報発信のきっかけとなったのがダイアナ元皇太子妃の事故死。2003年に支持率は60%を割り込む。女王はコミュニケーション方法を模索していた。「まず見てもらうことが必要だった」。公務の様子や女王のチャーミングな一面が知られると国民との距離は再び縮まる。