愛子さまは、初めて能登半島地震の被災地を訪問された。七尾市では、地震で53人が死亡し、約1万7000軒の住宅に被害があり、いまも仮設住宅に住む人がいる。健康体操に励む高齢者に会った際には、振り付けについて尋ねて場を和ませていた。腰を落とし、苦労話に耳を傾けていた。被災者を支援する学生ボランティアに会うと、被災地の力になりたいという活動動機を聞いて、そういう方がいらっしゃると世界は平和になりますねと答えられたという。今月、大阪・関西万博を視察した際にも、自身の夢は世界平和だと表明していた。きのう同行していた記者は、「世界平和」が愛子さまのキーワードになる可能性があるなどとした。愛子さまは、被災地で懸命に活動する人々に感銘を受けてきたという。現在は、日赤に勤務し、人の命を支えるという使命に取り組まれている。訪問2日目のきょうは、石川県志賀町を訪問される。