取りまとめ案では与党に加え複数の野党が賛成している女性皇族が結婚後も皇室に残る案と旧皇族の男系男子を養子に迎える案を了とするとした。一方で女性皇族が結婚後も皇室に残った場合、配偶者と子どもを皇族とするかどうかは意見が分かれていて明記されていない。反対論の背景には今後の皇位継承がある。現在の皇室のうち皇位を継承できるのは男性皇族の3人でいずれも父方が天皇の血筋をひく男系。明治時代に定められた旧皇室典範で男系男子による皇位の継承が初めて明文化され、現在の皇室典範にも踏襲されている。仮に女性皇族が結婚後も皇室に残り配偶者と子どもが皇族となった場合、母方が天皇の血筋を引く女系天皇につながりかねないという慎重な意見が出ていた。皇室典範改正後の見直しなどの付則を設けることで国会の付帯決議を要請することも盛り込まれている。
