沖縄本島と台湾のほぼ中間に位置する宮古島で画期的な取り組みが始まっている。3年前、蓄電池と太陽光パネルを設置した宮古島市の男性。家で使う電気の9割を太陽光で賄っている。住民は太陽光パネルや蓄電池を設置する場所を貸すだけで購入する必要はなく、メンテナンス料もかからない。電気代は約3000円安くなった。仕組みを作ったのは宮古島未来エネルギーの比嘉さん。全ての契約世帯の太陽光パネルと蓄電池をまとめて遠隔で管理、巨大な発電所のように動かせるようにした「バーチャルパワープラント」という手法。電気は需要と供給を常に一致させる必要があるが太陽光発電は天候に左右され発電量が安定しないという弱点がある。余った電気の一部を捨てるなどされてきたが蓄電池を使えば需要が増える夜などに利用できる。蓄電池を一括管理することで全世帯の充電や放電のタイミングを的確に行い、地域で発電した電気を無駄なく使えるようにした。
全ての契約世帯の太陽光パネルと蓄電池をまとめて遠隔で管理、巨大な発電所のように動かせるようにした「バーチャルパワープラント」という手法。ことし4月、このシステムは災害などで起こる停電にも強いことが証明された。沖縄・宮古島の離島、来間島。台風などで年に何度も停電が発生。宮古島市では4月、火力発電所の送電施設の不具合で市の全域が停電。来間島だけは蓄電池のない世帯も含め全世帯が長時間の停電を免れた。来間島では半数の世帯がバーチャルパワープラントを導入。このネットワークに巨大な蓄電池を組み合わせるなどして太陽光パネルも蓄電池もない世帯にも電力を供給できるようにした。この取り組みは「地域マイクログリッドシステム」と呼ばれている。宮古島の火力発電頼りだった来間島の電気は大きく変わり始めている。来間島では6年後に電力の100%地産地消を目指している。
全ての契約世帯の太陽光パネルと蓄電池をまとめて遠隔で管理、巨大な発電所のように動かせるようにした「バーチャルパワープラント」という手法。ことし4月、このシステムは災害などで起こる停電にも強いことが証明された。沖縄・宮古島の離島、来間島。台風などで年に何度も停電が発生。宮古島市では4月、火力発電所の送電施設の不具合で市の全域が停電。来間島だけは蓄電池のない世帯も含め全世帯が長時間の停電を免れた。来間島では半数の世帯がバーチャルパワープラントを導入。このネットワークに巨大な蓄電池を組み合わせるなどして太陽光パネルも蓄電池もない世帯にも電力を供給できるようにした。この取り組みは「地域マイクログリッドシステム」と呼ばれている。宮古島の火力発電頼りだった来間島の電気は大きく変わり始めている。来間島では6年後に電力の100%地産地消を目指している。