国際部・栄久庵記者がスタジオで解説する。東京大学の中国人留学生は去年3500人余で10年前の3倍近くに増えている。出入国在留管理庁によると、日本全体で中国人留学生は去年13万4000人余で、コロナ禍で落ち込んだ後、再び増加傾向となっている。これに拍車をかけそうなのがトランプ政権による政策。取材した日本語学校でも、アメリカにいる中国人留学生から「日本に留学したい」という相談が寄せられたという。日本政府は中国人を含む外国人留学生を8年後の2033年までに40万人に増やすとしている。少子化で人手不足が進む中で、宮城県では自治体が公立の日本語学校を新設するなど留学生を受け入れる動きがある。今回取材した日本語学校によると、最近は中国の不景気の影響で日本の大学を卒業した後も中国には帰国せず、日本で就職を目指す留学生が増えている。