きのう正午、退職を決断した白鵬さん。史上最多、幕内45度の優勝を飾った白鵬さん。引退後は宮城野部屋を継承し師匠を務めていたが、去年弟弟子の暴行事件の監督責任を問われ、2階級降格と報酬減額の処分を受けることに。宮城野部屋は事実上の閉鎖となった。その後白穂さんは弟子らとともに伊勢ケ浜部屋へ転籍、無期限での預りとなり”部屋付き親方”として指導にあたっていた。退職を決断した時期について「3月に一門の親方衆から(預かり延長の)報告があり、そこで本当に悩みました。(伊勢ヶ濱部屋)預かりになってから4月1日で丸1年になりました。(部屋の再興が)いつなのか見出されず、また延ばされたことが今回の退職という形になった部分が大きい」と語った。また、転籍した伊勢ヶ濱部屋はきのう付けで白鵬さんより年下の元横綱・照ノ富士が継承。このことが退職を決定づけたのか聞かれると「後輩としてよく頑張ってくれました。照ノ富士の下(で指導すること)が嫌ということでは全くありません」と答えた。そして白鵬さんは「日本のみならず世界中のより多くの人たちに相撲の魅力を広げる、世界相撲グランドスラム構想のもと相撲を盛り上げてまいります」と新たな夢を語った。「悔いはまったくありません」とも語った。