航空・旅行アナリストの鳥海さんに今年の3連休の特徴を聞くと「8月に台風が来て旅行に行けなかった”台風リベンジ”でシルバーウィークの前半の3連休で旅行に出かける人が多い」と言う。鳥海さんによるとこの3連休で一番人気の旅行先は沖縄。台風でのキャンセルと取り戻そうと再び予約する人が多いという。一方、外国人観光客の訪問先で人気なのが、今年6月に発表された都の調査では銀座や浅草を抜いて渋谷が初めて1位に。海外ではハチ公やスクランブル交差点などがSNSやアニメなどで「渋谷の魅力」として発進されており、それを目当てに外国人が集まってきているという。山梨県の意外なスポットにも外国人観光客の姿が。多くの人がカメラを向けるその先にはコンビニがあった。実はコンビニと一緒に富士山を記念撮影しSNSに投稿するのが流行っているという。しかし盛り上がりを見せる一方、観光客が集中しその地域に悪影響を及ぼす「オーバーツーリズム」も見られる。商店街の無人販売店では「座らないでください」という貼り紙を無視して机に座る外国人。さらに踏切の中で撮影する人たちも。地元民の声に対し日本に住む中国人は「カルチャーが違うから日本の方が理解できない好意もあると思いますけど、外国人の方も日本のルールを守って欲しいです」と話す。オーバーツーリズムへの対策を取る自治体も出てきた。世界遺産・厳島神社で有名な広島・宮島では、宮島行きの運賃に100円を追加徴収。徴収した分は混雑する公衆トイレの整備費などに充て、観光客の増加で住民生活に影響が出るオーバーツーリズムの緩和を図る方針。