「連続テレビ小説 らんまん」の最終回、図鑑を2人で見るシーンに関して神木隆之介さんは「緊張した」と話し、物語の終着点で大切なシーンだと考えていたという。浜辺美波さんはカメラ4台での撮影に「1回で」という緊張感があったと話した。渡邊ディレクターはあのシーンは深夜の撮影で「みんなの思いをぶつける」という気持ちだったという。またセリフとして「愛しちゅう」と言ったが、これは神木さんのリクエストで追加されたセリフだという。このセリフに浜辺さんは心が動いたと話し、前原瑞樹さんと前原滉さんは最後のシーンを撮り終えるまで現場に残っていたというエピソードを明かした。また最終回に登場した図鑑はスタッフが本物そっくりなものを作ったのだという。図鑑は最後のページをカラーにしたが、これは牧野富太郎氏の図鑑の初版には載っていない。にも関わらずカラーで載せたことに関して渡邊ディレクターは「クライマックス、夫婦が作り上げた結晶だからこそ載せた。2人がまだまだ瑞々しい時間を過ごせれば」と話した。現物を見るのは初めてだという前原滉さんと前原瑞樹さん、これだけ作り込まれたのは初めてだとした。またこの図鑑は最終回のラストシーンより前に登場したが、その際には完成していなかったという。