いわゆる「103万円」の壁をめぐり、政府・与党は、今日正式決定される来年度の税制改正の与党案に引き上げ額を「123万円」と明記する一方、将来の目標として「178万円を目指す」とも盛り込む方針を決めた。自民党・公明党の与党は今日行う来年度の税制改正のとりまとめに向け、幹部同士で協議した。この中で所得税が掛かり始める「103万円の壁」について「123万円」に引き上げる方針を決めた。「103万円の壁」をめぐっては、与党と国民民主党はこれまで6度にわたり協議を続けてきたが、合意に至らないまま、今日の与党案のとりまとめを迎える。ただ、複数の関係者によると、与党と国民民主党の幹事長による合意を踏まえ、将来の目標として「178万円を目指す」とは盛り込まれるとのこと。また、国民民主党が求める「ガソリン減税」についても、将来の目標として書き込まれるとのこと。