きょうのテーマは「本当の長期目線」。山和証券の志田憲太郎さんは「NISAを利用する場合、中長期投資が多いと思いますが、いざ投資をしてみると短期的な値動きが気になる方も多くいらっしゃいます。特に個別株投資ではその傾向が強いです。企業の本質的な価値は1日や1週間で大きく変わることはないので、急騰急落は市場の需給要因であることが多いです。短期的な値動きに乗ってしまう危険性について、売上が5000億円を超える企業が10%近い利益成長をしているということは優良企業だと言える。ヤクルトを例にすると株価は23年5月をピークに下落が続いている。中期経営計画が21年に発表、事業計画が非常に魅力的でした。本格的な上昇に入ったのはその計画が評価された22年の本決算発表時の5月頃から。上がっているという値動きだけで買えばチャートの後半で買うことになり、事業計画で買えば前半に買えたことになります。評価している中期経営計画の例は富士フイルムで、長期投資目線を維持するポイントは短期的な株価の動きに一喜一憂しない、企業の中期経営計画をもとに銘柄選択ですね」などと話した。
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