前澤友作氏は今年2月にカブ&ピースという新たな会社を設立。会社のミッションが国民総株主、現状の約3割の株主投資家を100%に近づけていきたいとのこと。「カブアンド」は生活インフラ関連サービスを提供、最大の特徴はサービスの利用料金に応じカブ&ピースの未公開株と交換できる株引換券が付与されること。普段多く使うサービスを初期は展開したいということで、電気やガスを最初の事業にさせてもらったそうだ。サービス開始から20日間で会員数100万人突破、サービス申し込みは35万件に達したという。「今までの経済圏は客をポイントで囲い込み束縛するようなスタイルだったと思うが、今提案している経済圏はみなさんが参加し一緒に大きくしていく“参加型”。互いの利害を一致させながら互いの繁栄と利益を願い合う新しい経済圏のスタイルがわれわれカブアンドだと思っている」などと前澤氏は話した。カブアンドの目論見書には投資判断に用いる重要な情報が記載されている。2025年6月20日までが第1期募集で間髪入れずに第2期募集を始める、上場するまでは常に事故募集を切らずずっと継続していくことになると思うとのこと。株の希薄化については、カブアンドの場合は「株を発行する=利用者が増える」、新株が投入されるがそれは利用者増と利益増にもつながる、利益や売上げのカーブの方が上昇傾向にあれば希薄化が起きないこともあり得るなどと説明した。また上場タイミングの目標は「最短最速を目指す」とのこと。また“シェアしたがり”で、自分しか知らないようなアーティストのCD・レコードを「シェアしたい」という感じでやっていたのが商売のきっかけで“シェアしたがり”というのが今は株になっただけ、僕にとっては自然な流れなどとし「自分が一番もうけたいと思うのが普通のメカニズムだが、これからの時代は新しい資本家像として、資本をシェアするような考えが流行ると思っている」などと話した。資本主義を是正したいと考えていて、「一部の人に資本が偏在しているのが今の資本主義、これをもう少しなだらかに国民みんなが株を持っている状態にすることが所得格差の是正にもつながると思う。多くの人に恩恵のある仕組みに変えていかないと」などと話した。また「ずっと日本の課題は感じている、経済を復活させる一員に資本家・株主として参加しませんかというのが僕からのメッセージ」などと話した。テレ東BIZではこのインタビューの完全版を配信している。目論見書に記載されている株式の発行数や発行価格は現段階では全て見込みであり、それらの条件は来年4月25日に決定予定。