各地で桜の開花や満開の便りが届く中、山梨・富士吉田市では毎年この時期に開催される「新倉山浅間公園桜まつり」は富士山と五重塔、桜が一望できるとあって、国内外から約20万人が訪れる桜の名所。その一大イベントが中止になった。咲き始めでも多くの外国人観光客が訪れる中、迷惑行為が問題となっている。外国人観光客による迷惑行為に地元住民は「うんざりしてる」と語った。また、最寄り駅に設置されているごみ箱はごみが散乱している状態。食べ歩きなどのごみがほぼ毎日捨てられていて、住民が片付けをしているという。富士吉田市は祭りの中止だけではなく安全対策を強化。きょうから交通規制や仮設トイレの増加、展望デッキは時間を区切って入れ替え制にするとしている。東京・目黒川のお花見スポットに横断幕が設置されるなど各地でお花見対策が広がる。九州大学アジア・オセアニア研究教育機構の田中俊徳准教授は「観光客が滞留することをできるだけ防ぐことが安全管理の観点からも重要。そのためには事前予約制を入れる、一定の金額を徴収して管理費用や迷惑対策に充てることが重要だろう」と語った。富士吉田市は今後、有料化などイベントの仕組みづくりを検討し、方針が固まるまでは「桜まつり」を再開しないという。
