危険行為が横行していたのは富士山のふもと山梨・富士河口湖町。コンビニの上に見える富士山という組み合わせの妙から、外国人観光客が押し寄せるようになった。度重なるマナー違反が問題になり富士山を隠す幕まで設置され、今年の流行語大賞の候補にも選ばれた「コンビニ富士山」。4か月前、台風の接近により幕が撤去されてから大きなトラブルはなかったというが、昨日、「グッド!モーニング」が現場に行ってみると多くの外国人観光客が再び集結していた。観光客の目当ては、初冠雪を迎え雪化粧したばかりの富士山。昨日も午前10時からわずか4時間で1200人以上もの観光客が訪れていた。再び集まる外国人観光客に地元の人は複雑な心境。地元の人が危惧する危険な行為。近くに横断歩道があるにもかかわらず道路を横断する外国人観光客が後を絶たない。更に、撮影スポットを求め私有地に入り込んでしまう人も。富士山を隠す幕を外し代わりに防護柵を設置するなどの対応を進めてきた町だが、再び増加する違反行為に対し新たな策を打つことにした。道路の両サイドに柵を設置して危険な横断を防ぐという対策。一方で、町は現場を訪れる観光客のマナーは以前より改善しているとして、富士山を隠す幕を再設置する予定はないとしている。