テーマ「動きのビジネス化」。人の動きをデジタル化する技術であるモーションキャプチャーが進化して利用の場が広がっている。人の動きをデジタル化するモーションキャプチャー技術はデータを集めるためのマーカーの装着が一般的だが、最新技術ではマーカーが装着不要なのが特徴。このシステムの基盤となる技術が、富士通の「ヒューマンモーションアナリティクス」。激しい動きを繰り返す体操競技の採点で技術を磨き、マーカーは装着不要でリアルタイムに高精度な情報が取得できるという。すでに体操の世界選手権では審判員の目視を補助する形で使われている。富士通とともにこの技術を開発してきた、国際体操連盟の渡辺会長は、100m走のタイムをストップウォッチで測るように、体操の演技を同じ基準で判断できるため、確実に誤審はなくなるなどと話した。