昭和28年8月の富山大空襲では、アメリカ軍が富山市に焼い弾を投下し、市街地の殆どが消失したほか、2,700人が犠牲になったと言われている。この惨劇を次の世代に伝え、平和の尊さと命の大切さを県民に考えてもらうと、県議会議員や富山市議会議員で作る超党派の議員連盟と富山大空襲を語り継ぐ会のメンバーはきょう県庁を訪れ、新田知事に要望書を手渡した。要望書には、富山大空襲の記録を残した戦災資料の保管と常設展示の実施、爆撃目標地点の中心だった富山城址公園の一角に犠牲者を悼む記念碑を設置することなどが盛り込まれている。
住所: 富山県富山市本丸1
