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「富山市民病院」 のテレビ露出情報

富山県で発症が見られたイタイイタイ病。患者は骨が折れやすくなり、イタイイタイと苦しみながら亡くなった。被害者団体と原因企業の間で、問題が「全面的に解決した」とする合意書が取り交わして、先月で10年だ。しかし、神通川流域カドミウム被害団体連絡協議会の前代表はまだ終わっていないと語った。少年時代に、祖母がイタイイタイ病で苦しむ姿を間近で見て育ったという。日本初の公害病であるイタイイタイ病。患者は骨が脆くなり、僅かな動きで骨折する。神通川上流にある鉱山から流れたカドミウムが原因となった。被害者団体は勝訴。被害者への補償が開始され、企業への立ち入り調査も進んだ。高木さんは、平成25年には、被害者団体と原因企業との間で、全面解決の合意を交わした。あれから10年。言葉では全面解決だが、イタイイタイ病はまだ終わっていないという。カドミウム腎症や、カドミウムによる腎臓の機能低下や障害があるという。その人を救いたいという高木さん。企業側は1人60万円の一時金の支払いで合意した。団体は公害病の認定を諦めるかたちとなった。高齢化が進む中での苦渋の決断だった。去年12月末までに一時金を受け取った人は290人。団体は対象は500人以上を見込んでいる。支援制度の周知が課題になっている。復元された農地で起こる地盤沈下も課題だ。地下水などが原因で地盤沈下が相次ぐ。県によると、農地の確認は650か所あまり。いまも修復工事が続く。高木さんは教訓の継承に力を注ぐ。イタイイタイ病の認定患者のうち生存しているのは1人。語り部として活動する高木さん。岐阜県飛騨市にある原因企業に、カドミウムなどの重金属を大量に貯めている堆積場がある。能登半島地震での異常はなかったという。地震や豪雨などで決壊させないための対策も引き続き、課題となる。

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