実際に建物が燃える様子を見て、児童たちに火災の恐ろしさなどを学んでもらおうという防火教室が富山市で開かれた。これは富山市消防局が市内の児童を対象に行ったもので、富山市にある県広域消防防災センターに市内5つの小学校に通う児童約250人が集まった。6畳1間の模擬家屋が用意され、消防の担当者が、摩耗した延長コードやタオルなどの燃えやすいものが火元の近くにあるなどと話しながら、出火原因になりやすい状況を説明した。その後、火災現場に見立てて、家屋に火がつくと、一気に天井まで燃え広がった。代表の児童が119番通報を行い、消防車がかけつけて消火活動が行われた。富山市では子どもたちの防災意識の向上に役立てるため、行った防火教室の様子を映像に記録し、市内すべての小学校に配布することにしている。
住所: 富山県富山市惣在寺1090-1