能登半島地震では震源から離れた富山湾沿岸でも短時間で津波が到達し、富山市沖の海底の斜面の一部が崩壊していたことが分かっている。海上保安庁がさらに調べたところ、高岡市沖の海底でも崩壊が確認され、こうした崩壊が富山湾の各地で津波を発生した可能性が高いとしている。また、県水産研究所によると、富山湾では地震の後、シロエビの不漁が続き、漁獲量が去年の約3割まで減っていて、斜面崩壊が海水を濁らせたことで海中の酸素濃度が減り、シロエビの漁獲量に影響したと考えられると話している。
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